2020年も終わり、2021年の始まりです。
BTS、BLACKPINK、TWICE、SEVENTEENなどなどのK-POPアーティストや、『愛の不時着』、『トッケビ』、『梨泰院クラス』などなどの韓流ドラマが昨年は大流行となりましたね。
これらのファンになり、韓国文化に興味を持たれた方も多いのではないでしょうか?
筆者もその一人です(笑)
そんな魅了溢れる韓国カルチャーの中で外せないのが、韓国料理!!
韓国料理といえば、サムギョプサル、プルコギ、ヤンニョムチキン、トッポギ、キムチ、チゲ、チヂミ、ケランチム、冷麺、、、、考えるだけでおなかが空いてきます。

そして、その料理を存分に楽しむのに欠かせないのが韓国酒ですよね!!
そして韓国のお酒といえば、マッコリや焼酎…!
酒飲みの筆者はどちらも大好きです!
その中で、今回は韓国の定番焼酎『チャミスル』について調べてみました。
韓国ドラマの劇中、ご飯屋さんでの食事シーンで良く目にするあの緑の瓶…
まさにあれこそが、チャミスルです!!
最近ではNetflixオリジナルドラマ『梨泰院クラス(イテウォン)』を見てあの緑の瓶はなんだと思った方も少なくないはず!第1話の主人公とお父さんが一緒に酒を交わし父が息子にお酒の飲み方を教えるシーン…いいですよね!
チャミスル(참이슬)は韓国の焼酎(소주 ソジュ)の一種です。
正確にはチャミスル=韓国焼酎、ではなく、チャミスル=韓国焼酎の商品名です!
勘違いしていた方も多いのではないでしょうか?
そして今回調べたチャミスルはハイト眞露(진로 ジンロ)という韓国の酒類メーカーが製造・販売を行っており、韓国で焼酎といえば眞露!というくらい有名な商品です。
韓国国内シェア率はなんと!52.4% No,1です!!眞露は韓国酒類メーカー最大手、チャミスルは国民的アルコールと言っても過言ではないでしょう!
チャミスルという名前は企業名の眞露から来ています。
眞露⇒真露 「真まこと=참(チャm)」「露つゆ=이슬(イスル)」
これを韓国語読みにすると、mとイが合わさってチャミスルという発音になります。(こちらの韓国語特有の音節を받침パッチムといいますが、説明すると長くなるので興味がある方は是非調べてみてください!韓国語を勉強する上で一番難しい、、、)
そして、チャミスルフレッシュの美味しさは何と言ってもこの澄み切ったスッキリとした味わいと口当たりです。
この澄んだフレッシュな味わいのひみつは製造方法にあります。
チャミスルは製造過程で4回も、ろ過しています。1度目、水を竹炭でろ過してミネラルウォーターを精製します。2度目、そのミネラルウォーターを竹炭でろ過して精製したミネラルウォーターが精製されます。そこに天然材料から発酵蒸留されたアルコールを混ぜ合わせます。そこからさらに2回竹炭されて出来上がったものこそ、不純物が取り除かれたスッキリとした味わいのチャミスルフレッシュです。
近年では若者や女性が飲みやすいように甘みを出して度数を下げて飲みやすいように工夫されております。
日本焼酎と韓国焼酎の違いについては、
日本の焼酎は芋焼酎や麦焼酎、米焼酎など材料が一種類のものが多いですが、
韓国の焼酎は米、麦、芋、タピオカ、トウモロコシなど様々な材料を合わせて作られたものが多いです。
古くは米から作られていたそうですが、第二次世界大戦後から米が入手困難となり、芋や麦などを混ぜて作られたことが現在の韓国焼酎の形になったそうです。
又、製造方法は希釈式が採用されておりこちらは大量生産が可能で、比較的安価で流通されています。それもあり韓国では若者にも焼酎が広く親しまれています。
韓国での広告には国内外で歌手や女優としてワールドワイドに活躍されているIU(アイユ)さんが出演しており、そちらも話題を呼んでいます⬇︎
又、日本でも韓流ブームと共に知名度が上がってきており、人気若手女優がCM出演をされています。今後日本での人気も韓流ブームと共に伸びていきそうです。
日本に先に入ってきたものは白瓶に緑のパッケージのものです。
近年では360mlの緑の瓶のチャミスルが親しまれているので、若い世代の方はこのチャミスルは見たことがない方も中にはいるのではないでしょうか?
元々日本にチャミスルが入ってきたのはこちらが先になっています。
そして、日本のチャミスルとチャミスルフレッシュとでは味わいが違うのです!
韓国で流通しているチャミスルとは異なり、日本人の好みに合わせた甘さのないキリっとした味わいです。日本人があまり焼酎をストレートで飲まないことから、水やソーダと割って飲めるようにアルコール度数も22%と高めで作られています。
チャミスルフレッシュはスッキリとした味わいの中にほのかな甘さがあり、アルコール度数も17.8%と低めになっているので、ストレートでどんどん飲めてしまいます。
特にチゲなど辛いお料理や、サムギョプサルやカルビなどのジューシーなお肉との相性は抜群です!
(ちなみに日本で流通しているチャミスルフレッシュと韓国で流通しているチャミスルフレッシュも数パーセント度数は違うんだとか、、、!日本人は焼酎をあまりストレートで飲まないのでアルコール度数低めに作られているようです!)
チャミスルには、フレーバー付きのものもあります。
マスカット、グレープフルーツ、ストロベリー、すももがあります。
マスカットは甘めのカクテルのような味わいです。
グレープフルーツは甘さと酸味のバランスが良く、その中にほのかな苦みがあり、甘いお酒が苦手な方にも!
ストロベリーは甘酸っぱい味わいと甘い香りで女性に大人気です。
すももは程よい酸味が上品な味わいとなっています。
度数はどれも13パーセントとなっており、飲みやすいので若者や女性に大人気です。
私は最近ストロベリーがお気に入りです。ソーダで割って飲むとジュース感覚で飲めちゃいます!
首都ソウルではチャミスルのシェア率ナンバーワンですが、
チョウムチョロン、チョウンデイ(ザクロ、グレープフルーツ、もも、ゆず、ブルーベリー)、C1、イプセジュなど地域によってメジャーなブランドが変わってきます!

メーカーによって、やはりお味も変わってくるので韓国旅行に行かれる際は飲み比べをしてみるのも楽しいかもしれません。
①ショットグラスに注いでくいっと一気に飲むのが韓国流
辛い韓国料理にほんのり甘さのあるチャミスルフレッシュがぴったりです。冷蔵庫でキンキンに冷やしたチャミスルを50ccの『ソジュジャン』と呼ばれるショットグラスについで一息で飲むのが一般的です。ちなみに筆者の家にはソウル旅行で購入したハート型の可愛いソジュジャンがあります…!(大変気に入っています。)
②ロックでさらにまろやかに
氷が少しづつ溶けて言って味わいが変わっていくのを楽しんでください!和らげてあげればすごく飲みやすい口当たりです。
③ソーダ割り
あまりアルコールが得意じゃない方もこれならジュース感覚で楽しんでもらえるはずです!グラスに氷を入れて、そこにチャミスルを注ぎ、そしてソーダを注ぐ。下から氷を持ち上げるように軽く混ぜたら完成です。
④ソメ!
ソジュ⇒焼酎
メクチュ⇒ビール
ソジュ+メクチュ=ソメ!となるわけです。酒豪の皆様に試していただきたい!ジョッキにビールを注ぎ、泡が消えるのを待つ、泡が消えたらそこにチャミスルを投入!スプーンでドンとひとつきして泡を取り戻します!いわゆる爆弾酒というものですね!ガツンとくる味わいです。確実に酔えます!!
もっと知りたい方はこちらご覧ください⬇︎
⑤オイソジュ!チャミスル×きゅうり?!
日本で焼酎に梅干しを入れて飲むように、韓国ではソジュにオイ(キュウリ)を入れて飲んだりもします。キュウリをいれることで、焼酎のお酒感が和らいで爽やかな味わいになるんだとか!私も近々チャレンジしてみようと思います!
⑥チャミスルを振って飲む!
チャミスルの瓶を振って竜巻を起こしましょう!味は全く変わりませんが、上手くトルネード出来たときは大盛り上がりです!やり方は動画サイトなどに載っていますので、ご興味のある方は見てみてください。
日本では韓国料理屋さんや、新大久保の飲食店で飲むことが出来ます。

最近では日本のスーパーでもよく目にするようになりました。
韓国旅行にいった際はどこの店舗にもチャミスルないしは何かしらのソジュがおいてありました!やはりソウルはチャミスルが多い印象。カルメギサルにソジュの組み合わせが大好きです!!日本ではなかなかカルメギサルの専門店がないので筆者の中では韓国旅行の大きな目的の1つになっています。
韓国の飲食店でのチャミスルを飲む際のマナーについて、少しお話したいと思います。
目上の方と焼酎を飲むときは飲み口を見えないように横を向いて手で隠します。礼儀を重んじる韓国ならではの飲み方ですよね!
目上の方と韓国料理屋さんに行く際は是非やってみてください!

若者のアルコール離れから、近年チャミスルフレッシュのアルコール度数は減少傾向にあります。さらに、日本で飲まれる焼酎よりかなり度数が少なくなっている為、どんどん飲めてしまいます。
なので、普段お酒は強いのにチャミスルを飲んだらべろんべろんに酔っぱらってしまうなんて声も良く聞きます。その為、身体に悪いという噂が広まっているのかなと推測します。身体に悪い成分が入っているわけではないですが、飲みすぎはやはり危険です。お酒はほどほどにしましょうね~
以上、韓国焼酎『チャミスル』についてお話でした!
チャミスルの魅力に惹かれていただけましたか?
飲んでみたいと思った方は是非韓国料理屋さんで
「チャミスルジュセヨ~(チャミスルくださ~い)」と言ってみてはいかがでしょうか?