こんにちは!!
みなさん、牛乳はお好きですか??
我が家でも、必ず冷蔵庫に2本は入っていて、料理を作る時やコーヒーを飲む時なんかは牛乳を使うので消費が早いです。
ところで、日本の牛乳って必ず冷蔵庫に入れてますよね!?

でも、中国では牛乳は冷蔵庫に入れないで、常温で保存するってご存知でしたか?
筆者が中国で牛乳を買って冷蔵庫に入れてたら、ルームメートになぜ牛乳が冷蔵庫に入っているのか聞かれたことがあります。
逆に牛乳を冷蔵庫に入れない保存法に当時の筆者は驚きましたが、確かに思い返せば中国のスーパーでは牛乳が冷蔵されて売られていないのが主流のようでした。
しかも賞味期限も1ヶ月と長いんです。
日本だと大体スーパーなどで売られている牛乳は賞味期限1週間くらいでしょうか・・・
また、中国人は身体を冷やすドリンクをあまり飲まないようで、確かに、外で冷たいドリンクを頼んでも氷を抜いてもらっていました。
日本人が聞いたら、牛乳を常温保存で大丈夫??って思ってしまうかもしれませんが、実は中国のように、牛乳を常温で保存する国はドイツやフランス、メキシコ、フィリピンなど、他にもあるようです。
特にドイツで売られている牛乳はなんと半年も保存可能なんだとか・・・
ここまで常温で牛乳がもつなんて、添加物がたくさん入ってるんじゃないの?大丈夫なの?なんて思うかもしれませんね。
今回はそんな常温保存の牛乳について、記事を書いていこうと思います。
みなさん、ロングライフ牛乳って聞いたことありますか?
これは、牛乳をUHT法(超高温加熱処理法)で殺菌することで生産される牛乳のことです。
一般的な牛乳は開封前、開封後に限らず、10℃以下で冷蔵保存する必要があります。
しかし、ロングライフ牛乳は未開封の状態だと60日間の常温保存が可能なんです!!
要冷蔵の牛乳とは栄養に差はなく、保存料の添加物などは一切使われていないので、安心して飲めます。
気密性の高いアルミコーティング紙パックや、プラスチック容器などに無菌的に充填包装することで、未開封の状態で2ヶ月程度、常温保存することが可能になるんだとか。
中国の牛乳パックもアルミコーティング紙パックで売られていますので、日本の一般的な牛乳パックとは少し違います。
さらに、中国では日本のようにあまり大きいパックで牛乳が売られていません。
これはなぜかというと、ロングライフ牛乳でもパック開封後は普通の牛乳と同じように冷蔵保存しないといけないので、一回でちゃんと飲み切れるように小さいパックがまとめて箱に入って、売られているのです。
ちなみに中国では、【买一送一(マイイー ソンイー)】という言葉があります。
これはどういう意味かというと、【一個買ったら一個おまけ】という意味で、筆者は牛乳箱買いして、さらに一箱もらう・・・なんてこともありました。。。
さすがに牛乳そんないらんわ・・・って感じでしたが、ありがたく持って帰りました。
箱買いだから重くて大変でしたが。
※この記事での常温は外気温を超えない温度です
先程は、【ロングライフ牛乳(常温保存可能品)】についてお話ししましたが、では実際他にはどんな牛乳の殺菌方法があるのか、気になりませんか??
牛乳の殺菌方法には種類があり、それぞれにメリットやデメリットがあります。
殺菌温度によって、栄養そのものが変わることはありませんが、性質変化は残念ながら避けられないようです。
低温保持殺菌(LTLT法)
63~65度を保ち、30分以上かけて殺菌する方法。
沸点を知っていると低く感じますが、時間を掛ければ十分に殺菌可能です。
しぼりたてに最も近い成分組成となりますが、長時間かかることで生産性が下がり、大量生産できないため値段は高いです。
そしてビタミンも壊れてしまいます。
高温短時間殺菌(HTST法)
72~75度で15秒が基本の殺菌方法。
名称は「高温」とついていますが、今の日本ではこれも低温殺菌の部類に入るようです。
超高温瞬間殺菌(UHT法)
120~130度で2~3秒の殺菌をする方法。
日本で市販されている牛乳の90%がこの殺菌方法です。
短時間なのでビタミン類は壊れにくく、生産性を見ても最もバランスがいいとされています。
栄養価は変わらないですが、高温のためカルシウムやたんぱく質は変性してしまいます。また、牛乳特有の匂いやコク(いわゆる牛乳の風味)は、たんぱく質が焦げた匂いなんだとか。
UHT滅菌法
ロングライフ牛乳はこの殺菌方法が採られています。
130~150度で1~3秒殺菌し、牛乳の中の菌類はほぼ死滅します。
たんぱく質の変性は大きいですが、無菌状態のまま容器に充填すれば、優れた保存効果が得られます。
なので冒頭で述べたように、常温で長期間の保存が可能なんですね。
日本でもAmazonや楽天などの通販サイトで常温保存の牛乳が売られているのはご存知でしたか?
何種類かありますが、今回筆者が紹介するのは、【森永牛乳】です。
保持期間は手元に届いてから大体1ヶ月ちょっとくらいでしょうか。
冷蔵庫に入れなくていいので、場所を取らないし、常備しておくのにちょうどいいですよね。
ただ1ケース24本入りと、量が多いので、一人暮らしやあまり牛乳を消費しない家庭だと余ってしまうかも・・・
味はスーパーで売られている冷蔵保存の牛乳と変わらないかなと筆者は思いました。
気になる方は是非試してみてください!!
栄養価の高い牛乳が長期間常温保存できると、災害があった時なんかはとても有効ですよね。
機会があれば是非、ロングライフ牛乳(ロングライフミルク)を一度試してみてはいかがでしょうか。