面接で内定を取る為の大事なポイント

四角

就活中・転職活動中のみなさん!面接は得意ですか?

と、聞かれて

はい、得意です!

なんて、言いきれる方は果たして全国に何人いるんでしょうね…。
(そういう方がいらっしゃるようでしたら、この後は読まなくて大丈夫ですよ!(笑))

苦手なんです…。
書類選考で通っても、どうも面接で落ちてしまう…
どうも面接って緊張してしまう…そもそも何聞かれても、うまく答えられない…
などなど、面接に対してネガティヴなイメージをお持ちの方が多いはずです。

実は最近、飲食店の店長や飲食企業で人事をされている方々とお話しする機会があったんです。
※もちろん、個人情報等のお話は抜きにしています!

お話ししている中で、面接をする時に面接官である自分は「求職者のここを見ている」、「こういう質問を自分はよくしている」、などなど色々教えてくれました。

そこで今回は、「面接で内定を取る為の大事なポイント」として、聞いたお話を元にまとめてみました!
面接対策に困られている方も、是非ご参考にしていただけますと幸いです。

それでは、いってみましょう!


飲食転職

面接官はどこをみているのか?

コンコンコン(ドアをノックする音)。

失礼します!

ガチャ(ドアを開ける音)…

この時の面接官の心情として、多くは
「どんな人なのかな?」「写真通りの感じなのかな?」と思われているようです。

こうして聞くと、面接を受ける方の心情とも似ているのではないでしょうか?
「面接官って、どんな人なんだろう…」「なにを聞いてくるんだろう…」と思ったことがあるはずです。

『面接はお見合いみたいなもの』とはよくいったもので、面接を受ける側もそうですが、面接をする側にとっても事前にアナタのことが気になっているからこそ会いたい、面接をしたいという気持ちがある故に、第一印象を気にかけています。

…ここで出ましたね。

そう、面接官は求職者の第一印象を非常に大切にしています!

 

見た目の第一印象は清潔感があるかで決まる

それでは面接官の考える第一印象とはいったいどういったところなのでしょうか?

まずは、見た目の第一印象です。
面接にスーツで行くことは、おそらく当たり前ですよね?
スーツを持ってないという理由で、黒パン白シャツ黒ジャケットで行っても
「あ、スーツじゃないんだ…」という第一印象から悪い状態で面接をスタートしなければなりません。

しかし、こんなのはまだまだ序の口です。
それではここで、アナタはスーツを着て面接に行ったとします。

その際に面接官は「うんうん、スーツで来てるね、まぁ当たり前か」と思いながら、アナタを見ます。
そこで、「ん!?」と、面接官は口には出さず、思うのです。

そのスーツ汚れてない?クリーニング出してないのかな?
肩にフケがついちゃってるな…
ヒゲ剃ってきてないのかな…
髪の毛、ボサボサじゃないか…
爪、長すぎじゃん…
などなど、見た目の第一印象が悪い状態でのスタートになってしまいます。

さらに、飲食店はお客様がご飯を食べるところです。
あわせて接客もしますので、非常に人との関わりが強いお仕事だといえます。

その中で人の口に入るものを作る身として、接客する身としてその格好はどうなの…?
と、思ってしまうのです。

つまり、見た目の第一印象で大事なことは清潔感があるかどうかなのです。

これについては、私が話を聞いた方たちの中で満場一致の答えでした。
「清潔感がないことはウチの会社にとって、不採用の原因に大きく関わる」とまで言っている方もいらっしゃいました。
どんな職種の企業でも清潔感があるかどうかは見ていますが、飲食の企業で働くとなるとさらに重要視されることなのかと思います。

それでは、面接官たちのいう「清潔感」とは、なんなのでしょうか?
チェック項目をまとめてみると、こういった結果になりました!

✅スーツ・シャツ・靴は汚れていないか?
→スーツに関しては事前にクリーニングをしておくのがベストです。
 シャツは洗濯、靴は簡易的なものでもいいので靴磨きを忘れずに。
 また、面接会場に入る前に肩にフケなどの汚れが付いていないかも気をつけましょう。
 服に関連しても、ダボっとしたサイズではなく、自身の体型にあったものを選ぶことを忘れずに。

✅髪型は整っているか?長髪の女性は髪を纏めているか?
→髪がボサボサなのは、もっての外です。髪が長い肩は無装飾のヘアゴムで結びましょう。
 風が強い日だと髪型も乱れてしまうので、その点も注意が必要です。

✅髭は剃っているか?
→おしゃれヒゲも面接当日だけは剃ることを薦めます。
 企業によっては「髭を剃ってない」ことを理由に落とすところもあります。

✅ピアスなどの装飾品はつけていないか?華美な物ではないか?
→一番は、何もつけないことです。笑
 女性の方だとネイルをしているかなどもみられるようですのでご注意を。

✅体臭・口臭は問題ないか?香水臭もきつくないか?
→事前にシャワーを浴びて、歯磨きで口内ケアをしておけば問題ないはずです。
 香水は好みを選びますので、なるべくつけないように。
 最近では香りの強い柔軟剤なども出ているので、その点も注意が必要です。
 また、タバコの臭いも面接を落とされる理由のひとつではあります。
 喫煙者の方は消臭スプレーなど持っていった方が良いかもしれませんね。
 口臭が気になる方はコーヒーは飲まずに、お茶系を飲んでおきましょう。

✅メイクは派手ではないか?
→ここに関しては判断がむずかしいところですね…。
 可愛く見せるためにオルチャンメイクにしよう!なんて思わずに、
 違和感のないナチュラルメイクが一番無難でしょう。

以上が、面接官がよく見ている見た目の第一印象チェック項目でした。
ホールスタッフ、オープンキッチンで働くキッチンスタッフさんであれば、このチェック項目は必ず守らなくてはいけないこと、つまりこれを守れていないと面接で悪い印象を持たれてしまうのです。

 

ちゃんと役に立つ余談:メラビアンの法則って知ってますか?

みなさんは、メラビアンの法則というのを聞いたことがあるでしょうか?
実はこの法則こそが、面接官が重要視している「第一印象」と大きく関わっています。

メラビアンの法則というのは、1971年にカリフォルニア大学のアルバート・メラビアンさんという心理学者が提唱したものです。

この法則の内容とは簡単にいうと、
「相手に感情・気持ちを伝える時に、その相手はどこで印象づくのか?」ということです。

そこで、メラビアンさんは様々な実験をしてみました。
その実験の中で、一つ例を挙げてみましょう。

例えば、遊園地で遊んでいるAさんとBさんがいるとします。
AさんがBさんに向かって「Bさんと一緒にいると楽しいよ」と言います。

この発言、Aさんは実につまらなさそうに、声のトーンも元気なく言ったら、
Bさんは「あ、自分と一緒にいるとつまらないんだな…」と感じてしまうのです。

つまり、どういうことかというと言葉で伝えたとしても、発言をしたとき見た目や声の印象の方が相手に強く伝わることがわかるのです。
そこで、メラビアンさんが導き出した法則が

視覚情報(見た目・しぐさ・顔の表情)で55%
聴覚情報(声のトーン・大きさ・口調・話すスピード)で38%
言語情報(言葉の意味や会話の内容)で7%

この3つの要素が上記の割合で伝達される、ということになったのです。

こうしてみると、面接官のみなさんが考える見た目の第一印象が大事というのも納得がいきますね。
見た目で55%印象が決まるとは…驚きです。

 

中身の第一印象は明るさと誠実さがあるかで決まる

前述では、見た目の第一印象のお話をさせていただきました。
そしてメラビアンの法則のお話の際に、見た目で大半の印象が決まるというのもわかりましたが、聴覚情報、つまり声のトーンや大きさ、口調などでも38%印象が決まると法則に出ていました。

そう、面接官の方たちが考える第一印象には見た目だけではなく、もう一つあります。
それは中身の第一印象です。

ここでいう、中身の第一印象とは挨拶ができているか、人柄はどうか、話し方はどうかなど、人間性・性格と関連づけられるものといえます。

時を戻しましょう。

コンコンコン(ドアをノックする音)。失礼します!

ガチャ(ドアを開ける音)…

本日はよろしくお願いします!

一番最初にお話しした、面接官とのファーストコンタクトですね。
この時に「失礼します!」「本日はよろしくお願いします!」が聞こえなかったり、暗い感じに聞こえてしまうと、
面接官は「あれ、元気ないな…?」「明るい人ではないのか…」と、思ってしまうのです。

知り合いとの普段の会話でもそうですよね?
「おはよう…」の一言に元気がなければ、どうしたの?と思うでしょうし、
「おはよう!!」と、いつもよりテンション高いと、元気いいいなぁ!なにかいいことあったのかな?と思うはずです。

余談でお話しした、メラビアンの法則では聴覚情報は38%印象が決まります。
まさにこれなのです。

とにもかくにも、まずは明るく元気よく!が肝心なのです。
そんな柄じゃないよ…、良い歳こいて格好悪いよなんて考えは捨ててしまいましょう!

本当はよく喋るんですよ、笑うんですよ、明るいんですよ
など言っているところで、少ない時間の面接で出せなければ意味がないのです。
伝わらなければ、アナタは「元気のない、暗い人」というレッテルを貼られてしまうのです。

また、面接中に質問に答える、会話をしていく中で話し方が高圧的、横柄であったり早口になっている方も要注意です。
こういう方は、面接官に「なんかこの人、失礼だな…」「こんな早口で接客できるの?」なんて、思われてしまいます。

ここで大事になってくるのは、誠実さです。
誠実さとは、人に対してしっかりと真心があり、嘘などもつかない真面目さがあることを指します。
簡単に言ってしまえば、真面目な態度で話しましょうということです。

芸能界にはタメ口キャラがウケて、誰にでも気にせずに同じ風に話す人もいますが、一般的には友達と話す時と、目上の人やお客様と話す時では全く違うと思います。
あくまで面接官は初対面、そして入社することになれば上司になる方です。
敬意を持ってお話しすることが大切です。

でも、こういうときの敬語がわからないと言う方もいるとは思います。
しかし、面接官の方たちからすれば「敬語の使い方より、ちゃんと真面目に、相手にちゃんと伝えようとしている話し方であるか・その姿勢が見えるかどうかが大事」とおっしゃっていたので、そこまで気にする必要はなく、最低限のマナーを守っていけば問題ないようです。

 

面接官はなにを聞いてくるのか?

前述では、面接官はどこをみているか?という話をしてきましたが、ここでは面接官がなにを聞いてくるか?についてお話ししていきます。

このお話については、話を伺った面接官のみなさまが面接時に聞く質問の中で多かったものをピックアップして参ります。

 

まずは自己紹介してください

私が話を伺った人たちは、全員「聞く」と言っていました!
理由としてはさまざまですが、下記のものが多かったですね。

・おそらく緊張してるだろうから、自分のプロフィールを話してもらって和らいでもらう
・ここで話してもらえば、人柄とかもだいたいわかるから
・前職の退職理由をネガティブ、他責にしてないかどうかみるため

ここで、気になるのが「前職の退職理由をネガティブ、他責にしていないか」ですね。
理由を挙げた人曰く、上司がひどすぎてと喧嘩した、会社の考えと合わなかった、ブラックだったといった退職理由を言う人は、ウチの会社に入ったときもそうなるのでは?と思ってしまうようです。

 

どうして入ろうと思ったの?

志望動機とよばれるものですね。これも、全員「聞く」ようです。
中には、この志望動機を一番重要視している方もいて、「本当にここに入りたいかどうかの本気度を見れるから」とのことでした。

つまり、「イタリアンの勉強がしたかったので」「福利厚生がしっかりしていて、安定した企業だったから」なんていう薄っぺらい理由は何も響かない、ということですね。

 

入社したらどうしたい?

将来どうしたいか?という風に聞く方もいるようで、ほぼ全員が「聞く」と答えていました。
淡々と仕事をするのではなく、目標を持って仕事をしてほしい、夢を持ってほしいという思いがあるので聞くという理由が多数でした。

ただ、中には「独立したい」って言葉はあまり聞きたくないな、という声もちらほら。
会社的目線で本音をいうと、ゆくゆくは会社を背負って立つ人材がほしいようです。

 

転職・就職活動の軸ってなに?

自己紹介をしてもらった後で、聞く方が多いようでした。
「休みがほしい」「お金が欲しい」という話よりかは、「家族ができたので、将来を考えて個人店よりは、キャリアをしっかり積んでいける企業で探しています」というような明確な軸があったりすると納得いくとも話されていました。

 

成功・失敗の体験談を話して欲しい

この質問もよくするという方が多かったです。
この質問の裏は、成功談を話してくれるよりかは失敗談を話して、どう壁を乗り越えたか、そこから成功したかを聞きたいようでした。

 

部下・後輩を持った時にどう教えてた?

料理長・店長職をされていた方や、アルバイトでリーダーをされていた方には必ず質問しているという声が多かったです。
これを聞けば、信用ある上司・先輩だったかどうかだいたいわかるようです…!

 

長所と短所は?

ベターな質問だけど、意外と答えられない人が多いし、人間性が出ると思うから
という理由で質問をする方が多いようです。

あとは、長所と短所がちゃんと表裏になっているかどうかも気になるようで、たとえば「自分で決めたことは、必ず責任を持ってやりきる」ことが長所であれば、「曲げられない部分が出てしまったり、頑固なところがある」ことが短所という、矛盾していないかどうかも確認したいようでした。

 

自分を動物にたとえるなら?

少数派でしたが、面白い質問内容だったので書いてみました!笑
この質問の意図としてはしっかり理由も言えるかどうかもそうですが、選んだ動物で、その人の深層心理や欲の部分がわかるんだとか。
カジュアルな質問だと思いきや、実はちゃんとした質問なんですね…。

 

緊張しないで面接をするにはどうしたらいい?

面接をするとなると、どうあっても緊張してしまうし、うまく話せない…

そう。いつもの自分を出せなくする邪魔者、「緊張」。
緊張のせいでなにもかもがうまくいかず。

しかしながら話を伺った人事の方々からすると、この緊張も一概に邪魔者とはいえないようです。

 

面接官を接客するつもりで面接してみてほしい

このお話をしていた中で、ある方がおっしゃっていた言葉です。

その方が面接官をされている時に「あ、この人面接慣れてるな」と感じる方は、ホールスタッフ経験者や、オープンキッチンで調理業務をされていた方が多いようで、もちろん面接ではあるのですが、自分を接客しているようにみえたそうです。

この話をした時に、「たしかに!それはあるかもしれませんね!」と、周りの方たちも賛同。
私もここに緊張とうまく付き合っていくヒントがありそうでしたので、もうちょっと話を広げてみました。

たしかに「接客」となると、されている身からすれば違和感を感じるようでしたが、面接を受ける側で考えるのであれば、仕事をしている「いつもの自分」を出せることができます。

さらに、仕事をしているときは手を抜いている人などいません。
逆に、緊張感を持って働いているからこそ、見た目や話し方、言葉遣いにも自然と意識できます。

ここでの結論としては、単に緊張するのでなく、緊張感を持って面接官を接客するように臨んでみる と、いうことになりました!

 

緊張感のない求職者は逆に心配しちゃう

先ほどの緊張の話を続けていると、「緊張感がなくリラックスしすぎている方をみると逆にこっちは心配してしまう。」なんていう声も出てきました。

リラックスしていれば普段通りの自分というよりかは、知り合いといる時の自分に近い状態なので、余計なこと・失礼に当たるようなことを言ってしまうケースがあるようです。

余計なこと・失礼なこととは、例えば自己紹介での退職理由を他責で話してしまったり、会話の中で「〜なんスよね」という話し方になってしまうことが当てはまります。
こういう時、多くの面接官は「この人、大丈夫か…!!?」思ってしまうようです。

 

確実な面接の対策をするなら、転職支援サービスがアリ

見た目の第一印象と中身の第一印象は理解できた!
面接官が聞きたいこともなんとなくだけどわかった!
緊張してしまう面接への向き合い方もわかった!

…とはいうものの、これで絶対に内定とれる!とまではいきません。

面接官の聞きたいことはわかっても、どう答えたら良いか?何が正解なのか?が、わからないですし、企業ごとに面接官の特徴も変わってきます。
もしかしたら、少数派の質問でしたが「自分を動物に例えると?」なんていう質問をしてくる面接官もいるかもしれませんよね。

だけど面接官が誰か、どんな人なのか、どんな質問をしてくるかなんてわからないよ!!
なんて、思いますよね…?

でも、実はあるんですよ。そんな裏技が。

それは、転職支援や人材紹介サービスをおこなっているエージェントへ相談をしてみることです。

こういった転職支援をおこっている会社は契約のある企業の面接に何度も同席をしていたり、人事の方とつながりがあるので事前に面接の対策を企業ごとに教えてくれるのです!

面接の対策は面接当日の1時間前くらいに、面接官はどんな人か、どういった質問してくるか、どう答えたら正解かをマンツーマンでサポートしてくれるのです。
これは非常にありがたいですよね…!

なので、どうしても面接がうまくいかない、自分ひとりでは面接を含めた就活・転職活動は成功できない…なんて方は、就職・転職支援サービスを受けるのもアリかもしれません。

それに、こういったサービスは国の許認可を受けているところであれば、完全無料で利用することが可能です!

また、お話を伺ってきた人事の方たちの中にも人材紹介会社のクライアントになっているようで、「紹介会社のスタッフさんは事前にちゃんと企業説明をしっかりして紹介してくれているので、面接を受ける人はちゃんとウチの会社をわかっていてくれている状態で臨んでくれているので助かる」とおっしゃっていました。

企業側にとってもサービスを受けた人たちの方が面接がしやすいというメリットがあるので、内定率が上がる可能性もありそうですね…!

 

まとめ

いかがでしたか?
今回は、「面接官はどこを見て何を聞くか、そして緊張との向き合い方」についてお話ししました。

まずは見た目の第一印象、中身の第一印象をしっかりしないと、面接のスタートラインには立てない!ということですね。
そして、ある程度何を聞いてくるのかは前述のようなベターな質問は押さえておいた方が妥当でしょう。

また、それでもまだまだ面接は心配だな…、質問の答え方はどうしたら良いか、もっと内定を取れるようになりたい!と思うようでしたら国の許認可をもらって無料でやっている就活・転職支援サービスに相談するのが良いかと思います。

みなさまの就活・転職活動がうまくいきますように!

そして、お話しに付き合ってくださった人事関係の方々、本当にありがとうございました!
今度ちゃんとお店に食べにいきますので!(笑)



この記事を書いた人
クックくん顔
クックくん

食べるのも料理するのも大好きなアラサーフリーター。
休日は美味しいものを求めてプチ旅にでます。
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